2013年07月29日
風立ちぬ
宮崎駿監督作品「風立ちぬ」見て来ました

深く 深く心を打たれ せつなくなり
様々な想いが頭と心を巡りました
本当に良い映画です。
後からさらに ジワジワと来ます
ネタバレもあるので 今から劇場に足を運ぶ方は読まない方がいいかも。
1930年代の日本が舞台
不景気/貧困の格差/震災/そして 戦争へ、、
時代は古いのに 2013年の今とほとんど状況は変わりません
その時代の人達はどう生きたのか?
それはそのまま 「今の時代をあなたはどう生きるの?」
と問いただされているようでした。
主人公 堀越 二郎は
「美しい飛行機を作りたい!」
ただ純粋にその想いで生み出した飛行機が
「零戦」
戦争を変えました 多くの死者を生み出す結果になりました。

「生きたい!」
結核を抱え 長くは生きられない女性は
一日でも長く愛する男性と過ごしたいと切に願います

多くの矛盾を抱えた登場人と時代
悪戦苦闘とその後に待っているもの
「今 君は必死で生きているかね?」

何度もこの問いが出て来ます
この映画は戦争の責任問題や 反戦を問うために作られたものではありません
そいう映画は他に沢山あります
この映画は ただひたすらに「一日一日を必死に生きた2人」の背中を追い続けます

結核が末期だと悟った菜穂子が 皆に黙って1人山奥の病院に帰っていく姿に
悲しさはみじんも感じさせません
苦労の果てに作り上げた美しい飛行機が
結果 戦争で多くの死者を生み出す事になった
主人公は深く悩み苦しむけど 「後悔」の文字はありません
2人は理想と現実の狭間で苦しみながらも
「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物」として描かれています
今の時代を生きる人達もそうではないでしょうか
今自分が描いている夢
必死に取り組んでいる事が
努力の末 全て想い通りの結果を生み出さなくても
そこに大きな矛盾と切なさが残ったとしても
本人達に後悔の二文字は無いでしょう
この映画は、生まれた時代が悪かったとか、不景気が悪いとか、
言いません 感じさせません
死に物狂いで生きたのですから。
今までのジブリ映画の「可愛いキャラクターや設定/エンターテーメント感」な要素を
を期待した人には到底受け入れられない内容となっていました
子供向けではありません
話が加速してクライマックスを向かえるテンポもなく
ひたすら ゆっくりと、淡々と進みます
登場人物も感情の喜怒哀楽が読みにくく
見る方が読み込まないと 何を考えているのか分かりにくいです
風景や空気感で登場人物の心情を見せたりするので
ただの景色として見てしまうと 退屈を感じるシーンもたたあります
なので後からジワジワ来ます
主人公の二郎の声優さんの声に最初は違和感を感じましたが
すぐに慣れ 私はピッタリだと思いました
正直に生き 何を考えているのか分からない不器用さが
そのまま自然に出ています
監督の駿さんが声優の人選についてTVで語っていましたが
なるほど!って思いました
特にヒロイン役の声はピッタリすぎて劇中何度か涙してしまいました。
「もののけ姫」では、人間と自然とは共存することは出来ない
しかし どうにか共に生きていく術はないのか?
という葛藤と矛盾の狭間で戦う2人を描き
「風立ちぬ」でも 同じような矛盾を描き
その世界で必死に、まっすぐに生きて行こうとする
登場人物を見事に描き出していると思いました
ラストに「零戦は一機も帰ってきませんでした」とつぶやく二郎
戦争で無くなった多くの犠牲者や 1人旅立ったヒロインの事を思えば
せつなさも残りますが
やはりこれは反戦映画ではありません、
人によっては二郎が非情に映るシーンもあります
結核の菜穂子そばで「いいよ」と言われ タバコを吸うシーンや
美しい飛行機が戦争に使われると知っていて
あまりその事に触れません
友人の「俺たちは武器商人じゃない、美しい飛行機を作っているだけだ
そういう事を考えるな」と諭されて話は終わってしまいます。
しかしラストの少ないながらも語られる
二郎の戦争への想いに
多くのメッセージが詰まっていると感じました。
この映画に反戦を詰め込むと駿監督が伝えたかったメッセージは
観客に上手く伝わらなかったでしょう
とにもかくにも 素晴らしい映画でした
ちなみにわたしは「もののけ姫」が一番のお気に入りです♫

宮崎駿監督 ジブリのスタッフに感謝
素晴らしい映画を作ってくれてありがとう☆
しかしこんなにも余韻が残るなんて
後日またじっくり考えるとしましょう。
お知らせです
8月に「宜野湾はごろも祭り2013」が開催されますよ☆

その祭りのステージでは 沖縄の若きアーティスト達が
熱いライヴパフォーマンスを繰り広げますよ!
そしてそこに「謝花いさむ」さん率いる
「ConstantGlowth」が出演します

『ぎのわんはごろも祭』と同時開催の
“LIVE GINOWAN2013”に出演します
LIVE GINOWAN2013
2013.08.10(土)
open 15:00 start 16:00
入場無料
宜野湾海浜公園 野外劇場
出演
ConstantGlowth
ずっと、トモダチ
空観日和
LiM ...など
8月10日(土曜)もうすぐですよ♫
そしてもう1つの告知です
弟8回 「おやじラヴロックフェステバル」開催決定です!

日程は 2013年 9月14日(土曜日) 9月15日(日曜日)ですよ
場所は 豊崎海浜公園 特設ステージです
そして15日(日曜)は
おやじアマチュアロックバンドの熱いライブがあります!
そしてこのライヴのチケットを私の方でも販売していますよ〜☆
一枚 2000円です 高校生以下入場無料です
(15日 日曜日のみ来場できるチケットです)
チケットご購入希望の方は オーナーメールまでご連絡を!

沖縄の熱い 「夏フェス」に参加しよう〜♫
ビール片手にロックを生で聞く
いいですね〜☆


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深く 深く心を打たれ せつなくなり
様々な想いが頭と心を巡りました
本当に良い映画です。
後からさらに ジワジワと来ます
ネタバレもあるので 今から劇場に足を運ぶ方は読まない方がいいかも。
1930年代の日本が舞台
不景気/貧困の格差/震災/そして 戦争へ、、
時代は古いのに 2013年の今とほとんど状況は変わりません
その時代の人達はどう生きたのか?
それはそのまま 「今の時代をあなたはどう生きるの?」
と問いただされているようでした。
主人公 堀越 二郎は
「美しい飛行機を作りたい!」
ただ純粋にその想いで生み出した飛行機が
「零戦」
戦争を変えました 多くの死者を生み出す結果になりました。

「生きたい!」
結核を抱え 長くは生きられない女性は
一日でも長く愛する男性と過ごしたいと切に願います

多くの矛盾を抱えた登場人と時代
悪戦苦闘とその後に待っているもの
「今 君は必死で生きているかね?」

何度もこの問いが出て来ます
この映画は戦争の責任問題や 反戦を問うために作られたものではありません
そいう映画は他に沢山あります
この映画は ただひたすらに「一日一日を必死に生きた2人」の背中を追い続けます

結核が末期だと悟った菜穂子が 皆に黙って1人山奥の病院に帰っていく姿に
悲しさはみじんも感じさせません
苦労の果てに作り上げた美しい飛行機が
結果 戦争で多くの死者を生み出す事になった
主人公は深く悩み苦しむけど 「後悔」の文字はありません
2人は理想と現実の狭間で苦しみながらも
「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物」として描かれています
今の時代を生きる人達もそうではないでしょうか
今自分が描いている夢
必死に取り組んでいる事が
努力の末 全て想い通りの結果を生み出さなくても
そこに大きな矛盾と切なさが残ったとしても
本人達に後悔の二文字は無いでしょう
この映画は、生まれた時代が悪かったとか、不景気が悪いとか、
言いません 感じさせません
死に物狂いで生きたのですから。
今までのジブリ映画の「可愛いキャラクターや設定/エンターテーメント感」な要素を
を期待した人には到底受け入れられない内容となっていました
子供向けではありません
話が加速してクライマックスを向かえるテンポもなく
ひたすら ゆっくりと、淡々と進みます
登場人物も感情の喜怒哀楽が読みにくく
見る方が読み込まないと 何を考えているのか分かりにくいです
風景や空気感で登場人物の心情を見せたりするので
ただの景色として見てしまうと 退屈を感じるシーンもたたあります
なので後からジワジワ来ます
主人公の二郎の声優さんの声に最初は違和感を感じましたが
すぐに慣れ 私はピッタリだと思いました
正直に生き 何を考えているのか分からない不器用さが
そのまま自然に出ています
監督の駿さんが声優の人選についてTVで語っていましたが
なるほど!って思いました
特にヒロイン役の声はピッタリすぎて劇中何度か涙してしまいました。
「もののけ姫」では、人間と自然とは共存することは出来ない
しかし どうにか共に生きていく術はないのか?
という葛藤と矛盾の狭間で戦う2人を描き
「風立ちぬ」でも 同じような矛盾を描き
その世界で必死に、まっすぐに生きて行こうとする
登場人物を見事に描き出していると思いました
ラストに「零戦は一機も帰ってきませんでした」とつぶやく二郎
戦争で無くなった多くの犠牲者や 1人旅立ったヒロインの事を思えば
せつなさも残りますが
やはりこれは反戦映画ではありません、
人によっては二郎が非情に映るシーンもあります
結核の菜穂子そばで「いいよ」と言われ タバコを吸うシーンや
美しい飛行機が戦争に使われると知っていて
あまりその事に触れません
友人の「俺たちは武器商人じゃない、美しい飛行機を作っているだけだ
そういう事を考えるな」と諭されて話は終わってしまいます。
しかしラストの少ないながらも語られる
二郎の戦争への想いに
多くのメッセージが詰まっていると感じました。
この映画に反戦を詰め込むと駿監督が伝えたかったメッセージは
観客に上手く伝わらなかったでしょう
とにもかくにも 素晴らしい映画でした
ちなみにわたしは「もののけ姫」が一番のお気に入りです♫

宮崎駿監督 ジブリのスタッフに感謝
素晴らしい映画を作ってくれてありがとう☆
しかしこんなにも余韻が残るなんて
後日またじっくり考えるとしましょう。
お知らせです
8月に「宜野湾はごろも祭り2013」が開催されますよ☆

その祭りのステージでは 沖縄の若きアーティスト達が
熱いライヴパフォーマンスを繰り広げますよ!
そしてそこに「謝花いさむ」さん率いる
「ConstantGlowth」が出演します

『ぎのわんはごろも祭』と同時開催の
“LIVE GINOWAN2013”に出演します
LIVE GINOWAN2013
2013.08.10(土)
open 15:00 start 16:00
入場無料
宜野湾海浜公園 野外劇場
出演
ConstantGlowth
ずっと、トモダチ
空観日和
LiM ...など
8月10日(土曜)もうすぐですよ♫
そしてもう1つの告知です
弟8回 「おやじラヴロックフェステバル」開催決定です!

日程は 2013年 9月14日(土曜日) 9月15日(日曜日)ですよ
場所は 豊崎海浜公園 特設ステージです
そして15日(日曜)は
おやじアマチュアロックバンドの熱いライブがあります!
そしてこのライヴのチケットを私の方でも販売していますよ〜☆
一枚 2000円です 高校生以下入場無料です
(15日 日曜日のみ来場できるチケットです)
チケットご購入希望の方は オーナーメールまでご連絡を!

沖縄の熱い 「夏フェス」に参加しよう〜♫
ビール片手にロックを生で聞く
いいですね〜☆


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Posted by ryuta at 23:38│Comments(0)
│映画
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